2007-11-08 Thu
「阿部先生がさ、辛い気持ちや悲しい気持ち、一人で頑張らないで、ママにも教えなさいって言ってたね。今日はなんかすごかったね」抱っこが終了して塾への道。
王子が本日の抱っこを反芻している。
「そうだったねぇ濃かったね」
「でもさ、どうやって出せばいいの?」
「口でまずは言えばいいんだって思う」
「で、泣くの?」
「泣ききれたらすっきりするし元気になるだろうねぇ」
「ムツカシイね」
「うん。でも王子のが上手いと思うよ。問題はママだなぁ」
「でも今日けっこう泣けていたって思うよ」
「うん。少しづつだけど、ママも泣き虫上手になれるといいな」
言うと、王子が励ますようにママの手をギュウっと握ってくれた。
さて、今日の抱っこでは王子が悲しみを怒りに変えない方法。
そこで、まず上手に泣く。
一人で頑張らない。
我慢しない。
ここからスタートだよねってことで始まったのですが・・・・。
わたしが王子の泣くを止めちゃうらしい(無自覚)
先生の話している意味がわからない(え~~ん。ただ泣かすってムツカシイよぉおおおお)
としているうちに阿部先生がいい感じで泣くへ導入してくださるのに、
やっぱりわたしが止めちゃう。
そこで、わたしのチャイルドが前に出てきて、何処に涙のツボがあったのかもわからず涙が~~~。
即先生はわたしの肩に手を乗せてくださる。
暖かい。
気持ちよくて、すごく嬉しいのに、切ない。
ここでちゃんと泣けたらいいのに、やっぱり涙止めちゃう。
「王子はこうやって止めちゃうんだ」
「そうそう」
「先生そこはわかったけど、どうやって促すかはわからないです」
え~~ん。
わからない。
混乱のよよさん。
セッションは続きます。
王子は先生の促しでそりゃ泣き喚いています。
最終的に先生が伝えているのは「シアワセになろうね。なれるよ。なっていいんだよ」です。
全身強張りながら暴れて泣く王子に3人かかり。
先生は王子の固いからだを癒すように優しく手でもタッチ。
体全体から伝わる愛情と安心感。
そうして、ひとまずは、一人でがんばらずくじけてもいいんだよってことと、わたしは王子を泣かしてあげようってことを課題にもらって終了。
した時に赤ちゃんが入ってきました。
激可愛い7ヶ月!!!
ぽーっと見とれて可愛いと見つめてうっとりしていたら、
先生方の空気が変わりました。
「おうくんも可愛いよ。おうくん可愛いよ」
え?
なんでここで王子?
トロイ母は気がつかなかったけど、王子拗ねてる。焼餅焼いてると・・・・・。
ええええ?
これが?
こんなんで焼くの?
(兄弟も居ないのでこういう感覚盲点でした)
即また抱っこ。
「赤ちゃんよりおうくんのが可愛いよ。おうくんが赤ちゃんのときも可愛かったよ~~」
阿部先生が赤ちゃんをあやすように優しく優しく抱っこ。
王子泣きじゃくり。
ええええここ泣くとこなの?
まったくわかってない母呆然。
「お母さん、おうくんの病気の心配しないですんだときってどのくらいあった?」
「生後2ヶ月で脳室内出血ですから・・・それまでの間」
でも
「でも生まれた瞬間から、いやお腹に居たときから大好きで可愛かったので・・・」
王子の鳴き声が大きくなってる。
「お母さんが何か止めてるね。その時どうだったかな?」
「えっと・・・」
聞かれた瞬間から、王子が管だらけでベッドに居るシーンが次々とフラッシュバックしてきた。
ヤバイと思ったときには涙が止まらない。
「ポチが先に泣くから、泣きじゃくるから、わたし泣きそびれました」
それから、王子が病気のことを気にしているから、そのことで迷惑かけたって悲しんでるから、
もしかして・・・・。わたし、ちゃんと泣いて悲しんでなかった?
閉じ込めてた?
「怖かった。すごく怖かった。だから思い出したくない」
涙がボロボロ零れる。
でもとめようって力が強くて、全部出せない。
あ~~~ん。
今回の色々ってやっぱりわたしの成長とか癒しでもあるんだ(ようやく実感)
課題ばかりが浮き彫りになった今日の抱っこ。
何かが解決したわけでもないんだけど、甘え下手同士上手になれたらいいなぁって思う。
王子の今日の絵日記は
「きょうはだこにいきました。ままとぼくはなきました。すきりしました。ありがとう。(ありがとうは阿部先生へ向けてです)」※原文ママ
ちょっとづつ王子に助けてもらって、前進できたらいいな。
先生からのアドバイス
「おうくんの泣きたい気持ちだけを見てあげる」
ムツカシイ・・・・・。
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