ぽれぽれうらうら

今回の療育のテーマはレストランへのおでかけとお食事です。
電車に乗ってでかけてランチを食べるのが目的。
王子は好きなものを注文出来るので(普段予算の都合で却下されるような品とか選べるから)
ウキウキ楽しみで出かけてゆきました。
そして一人大人と同じものを頼み驚かれ、さらに完食して驚かれ、さらにさらに一番に食べ終わって驚かれたそうです(笑)
さすが食欲魔神王子様
療育からの話ではさすがに外食に慣れていますねってことでした(笑)

その後は療育に戻って張り切って水鉄砲していたそうです。
よかったねぇ楽しくて！




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王子の通っている療育。
仮にサンサンクラブとしますが、サンサンクラブは元々乳幼児（中でも幼児が中心）の社会法人（NPO）なんです。
そして今問題になっているのが、小学部と中学部なのです。
サンサンクラブの幼年組の一期生が卒業する時に小学生の場も欲しいという親の強い願いで、小学部が出来、同じ流れで中学部も出来ているサンサンクラブなのですが、
赤字の壁が越えられず、現状維持が出来なくなってします。
制度の落とし穴といいますか、乳幼児の管轄は厚生労働省、小学部以上は文部科学省という管轄の違いの穴もあり、お金を貰うのが大変なわけです。
今は国からの乳幼児用支援費が都に降りて、それを都からもらい、さらに足らない部分を補填費として区から出してもらっていますが、
手厚いサービスを受けるのには足りません。
小学部以降を制度を使わず全て自費参加という形にすると、私立と同じようにかなりな金額がかかります。
その当たりのことを含めて、どういう形で運営していったらいいのか？
そんな話し合いを何度も重ねてきていて、今日最終の話し合いの日でした。
結論から言えば、足らない部分は自費で補填していく形になりましたが、これから、区や都へ陳情を繰り広げなくてはなりません。
その為にも実績を途絶えさせるわけにもいかないのです。
区内では中学生に対してこのようなサービスを受けれる機関はありませんし、
中学生の部のお母さんたちが道を造って切り開くから、応援と続いて欲しいという言葉が出た時には涙が出そうでした。
このお母さんがたが頑張ってきてくれているので今の王子への道があるわけです。
出来る限り強力していきたいと改めて心の中で拳を握りしめました。
本当に大変です。
どこの施設でも赤字を抱えたりして大変だということで、更に上の作業所の方でも相当きつい現状。
ちょっとづつでも動いて変わっていって欲しいと願いました（かなり切実に）




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塾を早退して(王子様かなり塾がんばって通ったよ＜今日で塾も夏休みさ)
療育のサマースクールに参加してきました。
王子様は個人での療育(主に身体発達の訓練中心)と団体行動のグループ活動支援のふたつを受けています。
活動が多いのはグループの方でかりに「たんぽぽクラブ」とでもしておきますが、たんぽぽさんは家からも近いのでありがたいのです。
ますます引っ越せない(笑)
で、本日はたんぽぽさん主催のサマースクールでした。10時～5時近くまでたっぷり遊びます。

行動予定は
■部屋自由遊び
自閉関係のお子さんとか場所馴れしない子を馴らすためにまず部屋で自由遊びからはじまります。
■朝の会
自己紹介やインタビュー(好き食べ物とか)出席を取り、お歌を歌って、本日の行動予定の発表があります。
予定と違ったりすると戸惑うお子さんや先になにをするか考えられるようにする為に、
大きな絵のカードと文字と二つから予定を並べて時間に結び付けたりして行動予定を子供たちに覚えてもらいます。
■お買い物
本日はお昼を子供たちで作ります。今回はお買い物をするところからやるのです。
近所のスーパーに各品物の係りを決めてお金を渡されて自分の力でお買い物体験をします。
ここの療育では生活訓練に近いようなお買い物という楽しいことをよく企画してくれます。
子供1人に1人の担当支援者が付くので(さらに他のスタッフもつく)ので新しいことをするの苦手な子も多動の子もいろいろな障害を乗り越えて、
お買い物というごく普通の体験が出来るのが素敵です。
■お昼作り
今日のお昼はサラダパーティー。
ラップで握るお結びにサラダを作って食べます。
包丁初体験の子も居ます。お家ではなかなか体験できないことをどんどんさせてもらえるのも人の手が多いからかな。
■バスでドライブ
たんぽぽさんの送迎用バスでみんなで大きな公園までドライブです。
バスで騒いでも暴れても怒られません。
先生もスタッフも手馴れてニコニコ。嫌なことを言うお友達も居ません。なのでパニックになる子も居ないのです。
みんな好きなように感じて楽しんでくるのです。
■さぁおやつを作ろう
今日のおやつはホットケーキ。自分の分はちゃんと自分で焼きます。トッピングもチョコにシロップにジャムにクリームv
綺麗に飾ってみんなでいただきます。
■体で遊ぶよ
お外が得意な子はお庭で遊びます。
お庭にはようじょうシートで作った大きな日よけも出ていますから安心です。
滑り台もベンチも全部手触りのいい木で出来るのでお日様の熱での焼けどの心配もないです。
そこにたくさんのバケツを置いて思い切り水遊びが出来ます。
お外が苦手な子はお部屋の中でいっぱい走れます。
■お帰りの会
ご本を読んでいただいて、お歌を歌って、お帰りの会をしてご挨拶。
こうして楽しい1日が終わるのでした。


さてこの1日はお母さんは付き添いません。
なぜならサマースクールの狙いはお母さんへの休憩って意味もあるんです。
夏休み。障害のあるお子さんと過ごすのはとっても大変です。
兄弟のいるおうちでは兄弟も沢山辛抱しなくちゃならないです。
なのでできるだけ長時間預かってくれて、その間お母さんはのんびりしてくださいねって意味もあるのでしたv


王子を迎えに行ったら奴はすっかり着替えて(水遊びで服もパンツもびちゃびちゃになるのです)スタッフのお兄ちゃんの膝でくつろいでました。
すごいなつき方。
べったりです。みんなちゃ～～んと体育すわりしているのに、寝転んで偉そうです。
母は恥ずかしい。
だけど甘やかしてもらうのが嬉しかったのかな。
お帰りの会を見学していたのだけど、帰りの会の日直さんを「王子しな～～」と指名されていたのに(普段はやっているらしい＜グループリーダー)
赤ちゃんの真似してしませんでした。母の前でするのは恥ずかしいんだってさ(笑)
「今日はどんな感じだった？」
「うんとね。お買い物リーダーして、困ってるお友達助けたよ。あと、ほらぼくはお買い物は慣れてるでしょう？サラダも作れるから、いろいろやった。美味しかったんだよ(サラダが好きな子です)」
それからさドライブでは先生と地図見てさいろいろ相談したの(地図読めないのにねぇ色々偉そうにしてみたかったのね)
あとはさホットケーキも美味しかったけど、水鉄砲なんだよ。もう最高。すげ楽しいの。もうすげぇんだよ。
あ～～もう参加させてくれてありがとう。すげ～～っよ。
毎日最高楽しいよ。

ということで今日もとても楽しい1日だったようでよかった。
たんぽぽさんの先生やスタッフのみなさんは毎回、いろいろな制約の中(自立支援法が出来てから本当にやれることが減ったんです)
アイディアいっぱいで沢山楽しいことを用意してくれます。
ありがたいです。
去年の夏は入院でつぶれちゃったから、今年は本当に充実してて王子が毎日笑顔。
これは母としても嬉しいがいっぱいなのでした。



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