2008-02-19 Tue
王子は三学期に入って、かなり辛抱強くなったり、お友達ともめてもクールダウンすると、トゲを出すことなく、自分の感情や状況を説明出来るようになってきていて、とても成長できているそうです。ああ、凄い王子がんばってる!!
なんですが、ちょっとここのとこ、王子へのジャイくんからのいじめがエスカレートしているようで、
王子自身がかなりいっぱいいっぱいになっていると感じました。
八つ当たりも完全にはなくなっていないし、でも王子なりにかなり辛抱している様子だし、
いったい何が起きているのかと先生と連絡を取ろうとしつつすれ違っていたのですが、その間にも王子はどんどん落ち込んで、鬱まで出始めてしまっていました。
情緒が不安定なのか一緒に寝ないと安心出来ないようですし、
毎日、毎晩、明日は八つ当たりしないで済むのか?助けに入ってくれたお友達まで巻き添えにしてしまったら、どうしようとか、
でもジャイくんのことは好きだし見捨てるのは友達として出来ないとか、
でもこのままだと、自分は意地悪をしてしまってみんなに許してもらえなくなってしまうと、
小さな心でめいっぱい考えせっぱ詰まっているのを感じていました。
おもしろいもので王子の中にはジャイくんのせいでとか、ジャイくんが優しくなったらいいのにという考えは一切なく、
ジャイくんは変わらないけど、受け止めて、受け流せない自分がいけないと感じています。
これはさすがに出る時だと感じました。
王子は臨界点です。
どんな形でぷっつりしてしまい、他のお友達を傷つけてしまうのかわかりません。
そうしたら傷つけたことで王子も更に傷つくでしょう。
先生にお話してもジャイくんが変われるとも思わないのですが、王子に対して、ママは王子のいざって時には立ち上がるんだってことだけでも見せたいと思ったのと、
ジャイくんが何故どんどんエスカレートして王子に絡むか知りたいことと、
ジャイくんの家は王子に対してジャイくんが毎日、毎日1年以上にわたって意地悪をしつづけていることを知っているのか?
状況を把握してくださっているのか、やっぱり言おうと思って、王子の前で先生に連絡しました。
王子は遊んでいるふりをしながら黙って聞いていました。
先生には王子が限界に来ていること、王子の話してではジャイくんはエスカレートしていること、
先生の見ていないところでは手を出されたりもしていること、
そしてそのことで、王子はお友達に手を出して八つ当たりをしてしまったどうしようと心を痛めていること、
それでみんなに嫌われてしまったらどうしようとおびえていること、
でも、それでもジャイくんは嫌いではなく好きなこと、
鬱が出てしまっていて、限界にきてしまっていること、
いつぷっつり来てもおかしくない状況にあることを伝えました。
先生からは確かにジャイくんがエスカレートしているということ、王子の言う通りだということ、
王子は相当我慢出来るようになっていて、辛抱を重ねたあげく時々我慢しきれなくて八つ当たりになってしまったり、
暴れたりしていること、
でもお友達たちも、王子が相当我慢していて我慢出来るようになったことを知ってるので、なんとかしようとしてくれている子もいること、
とわたしの方が感じていたことを感じていてくださったようです。
たとえると、バカや仲間に入れないという言葉だけでなく、念仏のように「トラブルを起こすな。トラブルを起こすな」と言われ続けてプレッシャーをかけられ続けているそうです。
朝いちから、ずっとなので王子もほとほと限界なようなのは当たっていたようです。
そして、ジャイくんがエスカレートしている原因として王子が相手にしないように辛抱しているので、余計に構って欲しくてエスカレートしているそうです。
そう先生は感じているようでした。
それを受けて
ジャイくんのは登校班でも問題が多く、どうにもならないということで、今お母さんが付き添って学校まで登校しているので、そのまま教室に入って、朝の先生の目の届かないところだけでもお母さんに見張っていただいて、王子に絡まらないようにしてもらえないかお願いしてみました。
問題の解決になはならない提案なんですが、
せめて朝だけでも王子がジャイくんから解放されたら、かなりその後の我慢が楽になるんじゃないかとの考えです。
さらに先生の方へはうちとしては、ジャイくんが急に変われないこともわかっているし、王子の中には変わって欲しいという考えもないこと、
なんとか王子が受け流せるようになりたいと思っていること、
でも限界なので少しだけでも逃げ時間が欲しいと思うことを再度伝えました。
それから、ジャイくんのお家では王子がずっと長い時間いじめられて、更にその八つ当たりで他のお友達とトラブルが起きて、どうしようもない状況になったことの全てはやはり話してくださってはいなかったそうです。
※なんというか担任ちゃんは天然ちゃんなので、いいとこを沢山見てお話するタイプなので、きついことを言わないのです。うちはそんな先生を嫌というほど二学期で経験しているので、聞き出し方も上手くなっているので状況をかなり正確に把握出来るんですけど、きっとジャイくんのお家は把握していないんじゃないかなぁと・・・・。
登校班付きそうことになったいきさつも、ジャイくんがそんな問題行動をしていると知らずショックを受けていたようなので・・・。
ジャイくんはご両親や、ご両親に言いつけそうな保護者の前では良い子なんです。
なので状況を知るのは難しいかなぁとか・・・。
まぁともかく、そんな形で話しは終わりました。
電話を切って、王子にママがお話していたの聞いてたよねと聞くと、ありがとうと目泣きしていました。
朝だけでもジャイくんから何もされなかったら楽になるよと笑顔が出ました。
ぎゅっと抱っこをして、王子には
「これで心配はいっぱい減ったね。聞いてたよね。お友達も王子を信じてくれてるね。王子はがんばれてるね。だったら、あとは八つ当たりだしなかったらいいんだから簡単だね」
と言うと単純な王子は
「ほんとうだ。ひとつだけなら簡単」
と笑って安心したのが児童館へ遊びにかけて行きました。
王子はすっごく良い子です。
そして病気児の特徴で何かあると自己否定に走ります。
なので、その当たりを受け止めるように今後もしばらく注意して見ていきたいって思います。
で、毎日いじめらても泣かずに頑張って、そして嫌わない王子は偉いと思いました。
こんなことで王子へのフォローに忙しい日々なわけでいろいろ滞っていました。
明日から少しでも状況が楽になることを祈っているのでした。
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