2004-04-01 Thu
1年生くらいの頃のお子様の時に母がおもちゃ屋さんに行こうって突然言いました。何でもない時におもちゃ屋さんにいけるなんて・・・当時の子供にとったら奇跡のようなものです。
親の気が変らないように最近の注意を払って、素早く支度して、出来るだけ良い子にしてお出かけしました。
もう嬉しくって自然に笑ってしまいます。
ご飯を食べて、お茶を飲んでる時に母がニッコリしながら言うんです。
「今日は1つだけならどんなに高くても買ってあげる。好きなものでいいわよ」
いったい何が起きたっていうのでしょうか?
こんなことってこんなことって・・・・。
嬉しさで胸が押しつぶされそうでした。
わたしがずっと欲しかったのは新品のリカちゃんハウス(お古だったため)かママレンジです。
ああどちらも超高価な品でして欲しくて欲しくて仕方なかったもの。
ウキウキおもちゃ屋までいって、考えに考えて選びました。
泣きそうなくらいに嬉しかったって思います。
「これがいい」
言った後母からかえって来た言葉は
「4月バカだよーーん」
もちろん号泣したことは言うまでもありません。
そして母は本当におりがみ1枚買ってくれることなく帰宅したのでした。
涙の止まらないわたしに帰宅後事情を聞いた祖母が母に呆れ返り、子供相手に何やってるのとコンコンとお説教をしてくれてもわたしのショックは大きかったです。
その時決めたのが洒落にならない嘘はダメだよな。
ってことでした。
もうすぐ母が亡くなった歳に近づいてるわたしですが、なんとも複雑な懐かしい思い出なのでした。
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